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新規公開株 IPO銘柄は、大幅下落リスクが伴う

2017年春に新規上場されたバイオ関連銘柄・ソレイジア(4597)

 

新規株(公募株)の価格(公開価格)は、185円に決まった。

 

新規公開株は約2,000万株弱、オーバーアロットメントによる売り出しは、約300万株という状況で、売買初日を迎えた。

 

IPO銘柄で注意しなければならないのは、「出てくる株数がどれくらいあるか」だ。

 

出てくる株数というのは、簡単に言うと「売りたい人が持ってる株数」ってことで、それ以上に買いたい人が居れば株価は上がるし、逆に買いたい人が少なければ、株価は下がる。

 

これは普通の売買でもそうなのだが、新規IPOの場合は、売りたい人が非常に多い。

 

IPO株を公募で買って、それを初日の高値で売って利益を取るという投資法があるくらいだから、最初の数日間は、とにかく売りがもの凄く出てくる

 

そのため、初日の株価がもう一つだったら、手じまい売りのような売りが後から後から湧いてきて、株価をドーンと押し下げてしまう。

 

公募株価割れになると、みんな含み損になってしまうので、利益があるうちにと、我先に売りに走り出す

 

そうなるともう、目も当てられない状況で、2ヶ月以上ダラダラ下げる。

 

なので上場初日に買いに入るのは、かなりの賭けで、全力買いは入れにくい。

 

公募で吸収する金額が数億円程度であれば、ちょっとしたお金持ちが集まれば買い支えることも可能だろう。

 

しかしソレイジアなどのバイオ株の場合は、吸収金額が20億とか30億のレベルで、さらも決算は数年先まで大赤字が続く予定だから、ほぼバクチだしね。



オーバーアロットメントとは?

新規上場株・IPO銘柄には、黒字の銘柄と赤字の銘柄がある。

 

大型上場と呼ばれるような銘柄の場合は、たいてい黒字で、売上高も数千億円規模だったりする。

 

こういう銘柄は東証一部市場に、いきなり上場する。

 

一方、新規上場銘柄でも、バイオ関連銘柄は、大幅赤字のまま上場する

 

ソレイジアの場合、2017年12月末決算の予想は、大赤字だ。

 

2017年度の売り上げがゼロで、支出が17億円という予想で、いきなり17億円の赤字を予想している。

 

バイオベンチャーの場合、一つの候補薬の開発(パイプライン)に、毎年10億円以上の経費がかかるため、3つも4つも開発していると、年間20〜30億円くらいの支出になるのだ。

 

なのでバイオの場合は、第三者割当増資を行って、10億〜20億円くらいの資金を、毎年調達することになる。

 

つまり、業績や配当目当てでバイオIPO株を買う人はいないわけで、ホントにもう期待や思惑だけでこの株を買うわけだね。

 

なので雰囲気が悪くなると、ドーンと株が売られ、公募価格割れもあり得るわけだ。

 

逆に、期待や思惑が強すぎると、株価はドーンと跳ね上がる。

 

あまりに買いたい人が多くなると、過熱感が酷くなるため、冷やし玉と呼ばれる売りが用意されている。

 

それが「オーバーアロットメントによる売り出し」というやつだ。

 

オーバーアロットメントによる売り出しとは、大株主から証券会社が株を借りて来て、それを売ることがありますよ、ということで、簡単に言うと「カラ売り」だね。

 

カラ売りだから、近い将来の買い戻しがあり、株価の下値支えになる。


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